加糖果汁(加糖ジュース)
注意加糖ジュースは犬に必要のない飲み物です。糖分とカロリーが高く下痢を招くうえ、製品によってはぶどう果汁や柑橘の酸、「ゼロ」表示の裏にある甘味料が入っています。水のほうが常に良い選択です。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
あげる前に注意点を確認
調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 下痢
- 軟便
- 嘔吐
- おなら・ガスの増加
- 腹痛
- 体重増加
- 低血糖
この食品について詳しく
加糖ジュースは、ひと口で犬を倒すような毒ではありません。問題は、この飲み物が犬にとって利点がないまま危険だけを重ねること、しかもその危険が一種類ではないことです。
まず糖分とカロリーです。市販の果汁飲料200mLには角砂糖5〜6個分の糖が入っています。消化されずに大腸へ届いた糖は水を引き込み、軟便や下痢を起こします。習慣になれば体重も増えます。VCAは、おやつや間食は合計で一日の必要エネルギーの10%以内に抑えるよう案内し、肥満が糖尿病、変形性関節症、心臓病、高血圧、膀胱結石、麻酔合併症の危険を高めると整理しています。ジュース1杯で小型犬のおやつ枠は使い切りです。
次に、何から作られているかです。安価なミックスジュースはぶどう果汁やりんご果汁をベースにしていることが多くあります。VCAはぶどうジュースが腎毒性を起こすとは考えられていないと整理していますが、原因物質とされる酒石酸はぶどうに含まれており、Merckはジュースについて何も述べていません。権威ある資料の見解が割れているなら、結論はひとつです。ぶどう果汁入りのジュースは与えないでください。柑橘系も同様で、ASPCAは柑橘のクエン酸と精油成分が刺激を起こし得ると案内しています。
三つめは「無糖」「ゼロ」の表示です。砂糖を抜いた分には必ず別の甘味料が入ります。そのうちキシリトールは、犬に低血糖と肝不全を起こす本物の毒物です。FDAは、無糖・低糖をうたう製品ほど成分表でキシリトールを確認するよう案内しています。ラベルを読まずに「砂糖が入っていないから大丈夫」と与えるのが、いちばん危険な判断です。
犬がジュースを飲んでしまったら、まずそのパックやボトルを手に取ってください。成分表にキシリトールがあれば、症状がなくてもすぐに動物病院へ連絡します。ぶどう果汁入りだった場合や量が多かった場合も、電話で判断を仰いでください。通常の加糖ジュースを少しなめた程度なら軟便で済むことが多いですが、水をいつでも飲めるようにしたうえで、嘔吐の繰り返し、下痢の持続、元気消失があれば連絡してください。家庭で無理に吐かせないでください。
よくある質問
- オレンジジュースを少し飲んでしまいました
- 量が少なければ軟便程度で済むことが多いです。ただしASPCAは柑橘のクエン酸と精油成分が刺激になり得るとしており、加糖ジュースは糖分が多く下痢を起こしやすい飲み物です。水を用意して様子を見て、嘔吐を繰り返すようなら動物病院へ連絡してください。
- 「ゼロ」表示のジュースなら砂糖がないので安全ですか
- むしろ逆の場合があります。砂糖を抜いた分に入る甘味料が問題で、キシリトールは犬に低血糖と肝不全を起こします。FDAは無糖・低糖表示の製品ほど成分表でキシリトールを確認するよう案内しています。まずラベルを読んでください。
- ぶどうジュースはぶどうと同じくらい危険ですか
- VCAはぶどうジュースが腎毒性を起こすとは考えられていないと整理していますが、Merckはジュースを扱っていません。資料が割れている以上、犬に利点のない飲み物でわざわざ試す理由はありません。与えないでください。量が多かった場合は動物病院に連絡を。