はちみつ
注意はちみつは少量なら犬に安全とされていますが、ほとんどが糖分です。糖尿病の犬には与えず、生はちみつはボツリヌス菌の芽胞のため子犬や免疫の落ちた犬には与えないでください。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
あげる前に注意点を確認
調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 下痢
- 軟便
- 嘔吐
- おなら・ガスの増加
- 体重増加
- 脱力
この食品について詳しく
はちみつは犬にとって中毒を起こす食品ではありません。米国ケネルクラブ(AKC)は、はちみつは少量であれば犬が食べても安全だと案内しています。ただしこの文で意味を持っているのは「少量」という言葉です。
まず糖分です。はちみつはほとんどが果糖とぶどう糖で、大さじ1杯でおよそ64kcalあります。AKCは、運動と栄養バランスを整えないまま与えすぎると肥満につながると注意し、糖尿病の犬には与えないよう明記しています。すでにインスリンを使っている犬にはちみつを足すと血糖管理が乱れ、投与量の計算も合わなくなります。歯についても、糖は虫歯の原因になり得るので、はちみつを与えたあとは歯みがきをするとよいと案内しています。
二つめのほうが重要です。AKCは、生はちみつをボツリヌス菌の芽胞が含まれる可能性を理由に、子犬や免疫が低下した犬には与えないよう案内しています。人の赤ちゃんに1歳まではちみつを与えない理由と同じです。免疫が育ちきっていない子犬、抗がん剤やステロイドを使っている犬、慢性疾患のあるシニア犬には生はちみつを与えないでください。
日本の家庭で実際に問題になるのは、純粋なはちみつよりも、はちみつを使った加工品のほうです。はちみつレモン、のど飴、ハニートースト、はちみつ入りのシリアルやグラノーラ、大学いも、そしてはちみつと一緒に塩やバターが入った菓子類です。近年は「砂糖不使用」のシロップ類も増えていますが、砂糖を抜いた分に何が入っているかが問題で、FDAは無糖・低糖表示の製品ほど成分表でキシリトールを確認するよう案内しています。
与えるのであれば、添加物のないはちみつを小型犬で小さじ4分の1、中型犬で小さじ2分の1程度、それもたまにという頻度にとどめてください。おやつは合計で一日の必要エネルギーの10%以内です。はちみつ入りの製品を大量に食べてしまった場合は包装を手元に置いて成分を確認し、キシリトールがあれば症状がなくてもすぐ動物病院へ連絡してください。嘔吐の繰り返しや下痢、元気消失、ふらつきが見られる場合も、様子を見ずに連絡してください。
よくある質問
- せきによいと聞きました。はちみつを与えてよいですか
- まずせきの原因を調べることが先です。犬のせきは気管虚脱、心臓病、ケンネルコフなど原因がさまざまで、はちみつでは解決しません。少量のはちみつ自体は安全とされますが、せきが続くなら受診が必要です。
- 子犬にはちみつを与えてもよいですか
- 生はちみつは与えないでください。AKCは、生はちみつにボツリヌス菌の芽胞が含まれる可能性があるとして、子犬や免疫の低下した犬には与えないよう案内しています。成長期の子犬に必要なのはバランスの取れた子犬用フードです。
- はちみつ入りののど飴を少し食べてしまいました
- 量が少なければ軟便程度で済むことが多いですが、無糖ののど飴にはキシリトールが入っていることがあります。包装の成分表を確認し、キシリトールがあれば症状がなくてもすぐ動物病院へ連絡してください。包装ごと飲み込んだ場合も同様です。