豆乳
注意無調整の豆乳を少しなめる程度なら毒性はありませんが、市販の豆乳の多くは糖分を加えた調製豆乳です。「砂糖不使用」と書かれた製品は甘味料を先に確認してください。キシリトールなら緊急です。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
あげる前に注意点を確認
調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 嘔吐
- 下痢
- おなら・ガスの増加
- 軟便
- かゆみ
- 脱力
- ふらつき・運動失調
- 元気がなく、ぐったりする
- 低血糖
- けいれん発作
この食品について詳しく
牛乳が合わない犬に豆乳なら、と考えたくなります。乳糖がないという点はそのとおりですが、豆乳が犬に向く飲み物という意味ではありません。
まず確認するのは甘味料です。「砂糖不使用」「糖質オフ」と書かれた植物性飲料には代替甘味料が使われます。そのうちキシリトールは犬にとって緊急事態です。Merck獣医マニュアルは約100mg/kg以上で低血糖、500mg/kg以上で肝障害の域としており、米国FDAは摂取後10〜60分で低血糖が始まりうること、重い症状は12〜24時間まで遅れることがあると説明しています。嘔吐のあとに元気がなくなり、ふらついて倒れ、けいれんに至るのが典型的な流れです。表示にキシリトールがあれば、今すぐ動物病院に連絡してください。
二つめは糖分です。日本で売られている調製豆乳や豆乳飲料は砂糖を加えたものが大半で、200mLの1本に砂糖が10g前後入る製品も珍しくありません。体重5kgの犬の一日の維持エネルギーがおよそ300〜400kcalであることを思えば、豆乳1本はカロリーだけを埋めて栄養はほとんど残さないおやつです。麦芽コーヒー味やバナナ味、黒ごま・アーモンド入りの製品はさらに糖と脂質が加わり、ココア入りのものはチョコレート成分を含みます。
三つめは大豆そのものです。VCAは犬の代表的な食物アレルゲンとして、乳製品、牛肉、鶏肉、鶏卵、大豆、小麦グルテンを挙げています。AKCも大豆の反応はかゆみ、被毛の脱落、外耳炎として遅れて出ることがあると説明しています。アレルギーでなくても、液体を急に多く飲めばガスがたまり便がゆるくなります。
今することはパックを手に取り直すことです。原材料でまずキシリトールを探し、あれば飲んだ量と時刻、体重を控えてすぐ動物病院へ。なければ、無調整豆乳を少しなめた程度なら新鮮な水を置いて一日ほど便の様子を見てください。いずれの場合も家庭で無理に吐かせないでください。犬に必要な飲み物は水で、豆乳が総合栄養食の代わりになることはありません。
よくある質問
- 無調整豆乳を少しなめました
- 砂糖も甘味料も入っていない豆乳を少しなめた程度なら、たいてい問題ありません。ただし大豆は犬に多いアレルゲンで、液体を急に多く飲むと便がゆるくなります。一日ほどかゆみと便の様子を見てください。
- 砂糖不使用の豆乳にキシリトールが入っていました
- 今すぐ動物病院に電話してください。キシリトールは約100mg/kgで低血糖、500mg/kgで肝障害の域に入り、低血糖は10〜60分で始まることがあります。パックを持参して含有量を確認してもらい、家庭で吐かせないでください。
- 牛乳より豆乳のほうがよいのでしょうか
- 乳糖がない点はよいのですが、市販品の多くは砂糖入りで、大豆自体もアレルゲンになりえます。犬に必要な飲み物はきれいな水です。分けるとしても無調整のものを数口までにしてください。