加糖ヨーグルト
注意加糖・果肉入りヨーグルトは砂糖と乳糖が重なり、下痢や体重増加につながります。より危険なのは「砂糖不使用」表示の製品で、キシリトール入りなら少量でも低血糖を起こします。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
あげる前に注意点を確認
調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 下痢
- おなら・ガスの増加
- 嘔吐
- 体重増加
- 低血糖
- 脱力
- ふらつき・運動失調
- 元気がなく、ぐったりする
- けいれん発作
この食品について詳しく
ヨーグルト自体は、犬が比較的受け付けやすい乳製品です。発酵の過程で乳糖がかなり分解されているためです。問題はカップに一緒に入っているものです。米国ケネルクラブ(AKC)は、犬に与えるヨーグルトはプレーンで甘味料が入っていないものに限ると案内しています。加糖・果肉入りのヨーグルトは100gあたり糖類が12~18g入っている製品が多く、角砂糖を数個混ぜて与えているのと変わりません。
砂糖と残った乳糖が重なると、まず消化管に出ます。犬は離乳後に乳糖を分解する力が大きく落ちるため、乳糖の多い食品ではガス、下痢、嘔吐が起こります。多くは12時間以内に始まり、一日ほどで落ち着きます。繰り返し与えるとカロリーが積み上がって体重が増え、脂肪の多い製品では胃腸炎にとどまらず膵炎に進むことがあります。膵炎は重症化すれば命に関わる病気です。
本当に救急になるのは別のケースです。「砂糖不使用」「糖質ゼロ」「カロリーオフ」と書かれたヨーグルトや飲むヨーグルトです。甘味料としてキシリトールが使われていた場合、話がまったく変わります。Merck獣医マニュアルによれば、キシリトールは体重1kgあたり100mgを超えるとインスリンが急激に分泌されて低血糖を起こし、500mg/kgを超えると肝不全に至ることがあります。症状は早ければ摂取後30分、吸収を遅らせる食品と一緒なら12~18時間遅れて出ます。嘔吐、脱力、ふらつき、元気消失、けいれんが合図です。トッピングも確認してください。レーズン入りグラノーラ、チョコレート、コーヒー風味のソースは、それぞれ別の中毒原因です。
容器は捨てずに原材料表示を読んでください。キシリトールと書かれていれば症状を待たず、すぐにかかりつけの動物病院か夜間救急動物病院に電話してください。低血糖は数時間でけいれんに進むことがあり、血糖の管理と肝数値の追跡は病院で行う処置です。砂糖だけの製品をスプーン1~2杯なめた程度なら、新鮮な水を与えて12~24時間便を観察し、下痢が一日を超える、嘔吐を繰り返す場合は病院に連絡してください。いずれの場合も、家庭で無理に吐かせないでください。
よくある質問
- いちご味のヨーグルトをスプーン1杯食べました
- 砂糖で甘みをつけた製品なら、多くはガスや軟便で収まります。水を与えて一日観察してください。ただし容器に「砂糖不使用」「ゼロ」とあれば、原材料でキシリトールを確認し、すぐ動物病院に連絡してください。
- 砂糖不使用のヨーグルトの方が体によいのでは
- 犬では逆です。砂糖はカロリーと下痢の問題で済みますが、キシリトールは100mg/kgを超えると低血糖、500mg/kgを超えると肝不全を起こします。無糖表示は安心の合図ではなく、確認の合図です。
- では、どのヨーグルトなら与えられますか
- 何も加えていないプレーンヨーグルト、特に乳糖の少ないギリシャヨーグルトが向いています。小型犬は小さじ1杯、大型犬でも大さじ1~2杯で十分で、おやつ全体は一日の必要エネルギーの10%以内にしてください。