オニオンパウダー
危険Merckは、ネギ属中毒が乾燥フレーク・粉末・オニオンスープの素といった濃縮された形で最も多いと記しています。オニオンパウダーはスープの素やスナック、調味料に隠れており、量を把握しにくいのが問題です。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
おやつとして与えないでください
体重別の推奨量がない危険な項目です。食べた場合は量・時刻・製品情報を確認して動物病院に連絡し、自分の判断で吐かせないでください。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 嘔吐
- 下痢
- 食欲不振
- 元気がなく、ぐったりする
- 歯ぐきなどの粘膜が白っぽくなる
- 脱力
- 頻脈
- ヘモグロビン尿
- 黄疸
- 呼吸困難
この食品について詳しく
オニオンパウダーは、犬の中毒事例で生の玉ねぎより頻繁に登場する形です。Merck獣医マニュアルは、ネギ属中毒が乾燥フレーク、粉末、オニオンスープの素などの濃縮された形の摂取で最も多く起こると明記しています。理由は単純で、水分がない分かさが小さく、小さいので一度に多く食べてしまうからです。
量で見るとはっきりします。Merckでは犬は生の玉ねぎ15〜30g/kgで臨床症状が出るとされています。料理で一般に使われる換算では、オニオンパウダー大さじ1杯が中サイズの玉ねぎ1個、約150gに相当します。これは調理上の換算であって獣医学的な数値ではありませんが、体重5kgの犬の症状域が生の玉ねぎ75〜150gであることと並べれば結論は明らかです。スープの素1袋、調味料大さじ1杯が、小型犬ではすでに症状の出うる量です。
本当に厄介なのは表示です。オニオンパウダーは目に見えず、名前も出てきません。コンソメと固形スープの素、鶏がらスープの素、カレールウやハヤシルウ、ポテトチップスやスナック菓子のシーズニング、市販のハンバーグやミートボール、ふりかけ、人用のジャーキーやソーセージ、レトルトのソースに入っています。原材料表示では「香辛料」「調味料(アミノ酸等)」としか書かれていないことも多く、「玉ねぎは与えていない」という確信がしばしば外れます。
しくみは他のネギ属と同じです。含硫化合物が赤血球のヘモグロビンを酸化してハインツ小体をつくり、メトヘモグロビン血症と溶血性貧血につながります。ASPCAは玉ねぎ(Allium cepa)を犬に有毒な植物として掲載し、毒性成分をn-プロピルジスルフィド、症状を嘔吐、溶血性・ハインツ小体性貧血、血尿、脱力、心拍数の上昇、パンティングとしています。
時間の流れを必ず覚えておいてください。嘔吐や下痢は数時間以内に出ることがありますが、溶血は通常3〜5日後です。翌朝元気に見えても安全の証拠にはなりません。食べた製品の包装を残し、量と時刻を控えて、すぐに動物病院に連絡してください。家庭で無理に吐かせないでください。24時間後と72時間後の血球検査(CBC)でハインツ小体と貧血の進行を追うのが標準です。
よくある質問
- スープの素をなめてしまいました
- しっかりした曝露として扱ってください。Merckはオニオンスープの素を濃縮形の代表として挙げており、小型犬では1袋で症状域に届きます。製品名と量、時刻を控えてすぐに動物病院へ連絡し、水は自由に飲めるようにしてください。
- スナック菓子を数枚なら平気ですか
- 安全と言える量は決まっていません。シーズニングにはオニオンパウダーとガーリックパウダー、塩分がまとめて入っており、小型犬では数枚でも積み重なります。原材料を確認し、食べた量を病院に伝えてください。
- 翌日も元気ですが受診は必要ですか
- 必要です。溶血は通常3〜5日後に起こるため、翌日の元気さは安全の根拠になりません。歯ぐきと尿の色を毎日確認し、24時間後と72時間後の血球検査を受けてください。