ピーナッツバター(キシリトール不使用)

安全

キシリトールが入っていないピーナッツバターは犬に与えて問題ありません。判断はブランドではなく容器の原材料表示で行い、キシリトール・白樺糖の記載がなければ大丈夫です。脂質が高いので量は小型犬小さじ1/2、大型犬大さじ1まで。

この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。

ピーナッツバター(キシリトール不使用) · 参考イラスト
参考イラスト

うちの子には、どうあげる?

栄養情報

可食部100gあたり

598 kcal

計算に使った食品の状態無塩のなめらかなピーナッツバター、キシリトールなし

たんぱく質
22.2 g
食物繊維
5 g
脂肪
51.4 g
水分
1.2 g

USDA FoodData Central · SR Legacy ↗ · 2026-09-07

知っておきたい栄養のポイント

  • 食物繊維
  • たんぱく質
  • エネルギーの高い食品

栄養の基本はバランスの取れた主食です。おやつで栄養を補正したり、病気を治療したりする必要はありません。

腎臓の健康

リン 335 mg · カリウム 558 mg / 100 g

腎臓病では食事全体のリン・カリウム・たんぱく質の調整が必要な場合があります。この数値だけで判断せず、処方食と合わせて獣医師に確認してください。

Merck Veterinary Manual ↗

心臓の健康

ナトリウム 17 mg / 100 g

心臓病では食事全体のナトリウム管理が重要です。ここにある数値は記載した調理状態のもので、塩・ソースを加えた食品や加工品には使えません。

Tufts HeartSmart ↗

関節・体重管理

おやつも一日のカロリーに含め、適正体重を保ちましょう。特定の食品や魚を食べることは、関節の療法食や獣医師が決めたサプリの量とは異なります。

UC Davis ↗

体重別のおやつ量の目安

ハーブ・種・スプレッドは通常のおやつのように体重に比例して増やしません。カロリーだけでは適量を決められないため、グラム計算は表示しません。

下ごしらえとあげ方

  1. まずキシリトールがないか確認し、無塩・無糖の製品を薄く塗る程度にします。
  2. 塩・油・砂糖・ソース・玉ねぎ・にんにくを加えません。食べる部分だけをキッチンスケールで量ります。
  3. すべてのおやつを合算し、食べる間は見守りましょう。少量から始め、嘔吐・下痢などがあれば中止します。

栄養・給餌の参考資料: WSAVA · USDA

この食品について詳しく

ピーナッツバターは犬にとって危険な食品ではありません。たんぱく質、良質な脂肪、ナイアシン、ビタミンBとEを含み、何より犬が非常に喜びます。だからこそ錠剤を隠すとき、コングに詰めるとき、爪切りやシャンプー中になめさせるときの定番になっています。この項目がある理由もそこにあります。ピーナッツバターは犬が盗み食いするものではなく、飼い主が自分の手で与えるものなので、製品選びを誤ると「事故」ではなく「投与」になってしまいます。 確認すべきはキシリトールだけです。米国FDAは消費者向け情報の中で、犬に与える前にナッツバターの原材料表示を確認するよう明示しています。やっかいなのは別名で、白樺糖、birch sugar、wood sugar、欧州表示のE967はすべて同じ物質です。「キシリトール」の一語だけを探すと見落とします。日本の店頭で売られている一般的なピーナッツバターに使われていることは多くありませんが、個人輸入や海外通販の「シュガーレス」「糖質オフ」「ケト対応」をうたう製品では実際に使われています。買うたびに原材料名を最後まで読んでください。すでに与えてしまった場合は、症状を待たずにすぐ動物病院へ連絡してください。 キシリトールを除外できたら、あとは量の問題です。ピーナッツバターは脂質とカロリーが非常に高く、毎日たっぷり与えれば体重が増え、膵炎のリスクが上がります。目安は小型犬で小さじ1/2、大型犬で大さじ1まで。おやつ全体は一日の必要カロリーの10%以内に収めます。日本の製品は砂糖やはちみつ、加糖練乳を加えた「ピーナッツクリーム」タイプが多く、これは糖分が高いので避けてください。原材料が「落花生」だけの食塩不使用・無糖タイプが最適です。

よくある質問

市販のピーナッツクリームでもいいですか
「ピーナッツクリーム」表示の製品は砂糖や加糖練乳を加えたものが多く、糖分と脂質が高いため向きません。原材料が落花生だけの無糖・食塩不使用のピーナッツバターを選んでください。
国産品ならキシリトールの心配はいりませんか
国内の一般的な製品での使用は多くありませんが、輸入品や糖質オフをうたう製品には使われています。産地ではなく原材料表示で判断してください。キシリトール、白樺糖、E967の記載がないか確認します。
どのくらいの量まで与えられますか
小型犬で小さじ1/2、大型犬で大さじ1程度が上限の目安です。おやつ全体で一日の必要カロリーの10%以内に。毎日多量に与えると体重増加と膵炎のリスクが高まります。

出典

  1. US FDA
  2. USDA FoodData Central · SR Legacy

文書更新:

出典と監修状況について

この情報は一般的な参考であり、獣医師の診療に代わるものではありません。愛犬が何かを飲み込んだ場合は、すぐに獣医師に連絡してください。