刺身(生の魚)

注意

刺身は寄生虫と細菌の問題があるため犬にはすすめられません。とくに生のさけ・ますは、治療しなければ約90%が死亡するサーモンポイズニングを媒介することがあります。

この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。

刺身(生の魚) · 参考イラスト
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与える前に確認しましょう

あげる前に注意点を確認

調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。

注意したい症状と健康上の問題

目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。

  • 高熱
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 食欲不振
  • 元気がなく、ぐったりする
  • 脱力
  • リンパ節の腫れなどの異常
  • 血の混じった下痢
  • 脱水
  • 体重減少

この食品について詳しく

生の魚には三つの危険があります。 一つめはサーモンポイズニング(鮭中毒症)です。AKCは生のさけは犬に安全ではないと明言し、治療しない場合の約90%が死亡すると説明しています。Merck獣医マニュアルによれば、原因はさけ科の魚に寄生する吸虫の中にいるネオリケッチアで、症状はふつう摂取から約7日後に現れ、最長33日まで遅れることがあります。発熱、嘔吐、下痢、衰弱、体重減少、リンパ節の腫れがみられ、70%以上でリンパ節が大きくなります。治療はドキシサイクリン5mg/kgを12時間ごとに最低7日間投与し、開始後およそ24時間で改善することが多いとされています。報告は北米太平洋岸北西部に集中していますが、潜伏期間が長いため、飼い主が刺身を与えたことと症状を結びつけられない点がいちばん危険です。 二つめは寄生虫です。米国CDCは、アニサキス類の幼虫はにしん、たら、さばのような魚食性の魚に多く、刺身やセビチェ、酢漬けなど生魚を食べる地域で人の感染報告が最も多いと説明しています。日本ではさば、いわし、かつお、いか、さんまでよく知られている問題です。 三つめは細菌です。AKCは生の魚にはサルモネラやリステリアの危険があると警告し、PetMDが引用する米国獣医師会の見解でも、加熱していない魚は寄生虫を媒介する危険が高いとされています。米国FDAが市販の生食ペットフード196検体を調べたところ、サルモネラが15検体、リステリアが32検体から検出されました。犬が元気に見えても菌を排出し、同居する人にうつることがあります。 さらにしょうゆ、わさび、酢飯の塩分と砂糖が加わります。何の魚を、どれくらい、いつ食べたのかを控えてかかりつけの動物病院に連絡し、さけやますだった場合は必ずそれを伝えてください。今日は元気でも、この先1か月は発熱、食欲低下、嘔吐、下痢、首まわりのリンパ節の腫れがないかを見て、症状が出たら刺身を食べたことを病院に伝えてください。家庭で無理に吐かせないでください。

よくある質問

刺身を一切れ食べてしまいました
一切れですぐ危険になることはまれですが、魚種と量、時刻を控えてください。さけ・ますだった場合はサーモンポイズニングの可能性があるため、その日のうちに動物病院に連絡してください。
しめさばなら大丈夫ですか
だめです。酢では寄生虫は死なず、しめさばは塩と酢で味付けもされています。生の魚を与えるのはやめ、加熱して骨を取り除いた身を少量にしてください。
冷凍した刺身なら安全ですか
冷凍で寄生虫の幼虫は死にますが、細菌の問題は残り、家庭では冷凍の条件を確認できません。犬に与える魚は中心まで加熱してください。

出典

  1. American Kennel Club
  2. Merck Veterinary Manual
  3. U.S. CDC DPDx (Anisakiasis)
  4. PetMD (veterinary-reviewed: Sandra C. Mitchell, DVM, DABVP)
  5. American Kennel Club
  6. U.S. FDA

文書更新:

出典と監修状況について

この情報は一般的な参考であり、獣医師の診療に代わるものではありません。愛犬が何かを飲み込んだ場合は、すぐに獣医師に連絡してください。