生卵
注意生卵は犬にとって注意が必要な食材です。サルモネラ・大腸菌の汚染リスクと、卵白のアビジンによるビオチン結合が問題で、加熱すればどちらも解決します。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
あげる前に注意点を確認
調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 嘔吐
- 下痢
- 発熱
- 元気がなく、ぐったりする
- 脱毛
- 皮膚炎
この食品について詳しく
生卵の問題は二つあります。強いほうはサルモネラ・大腸菌の汚染です。汚染された卵が一個あれば起こりうるもので、摂取後6〜72時間で嘔吐、下痢、発熱、元気消失として現れます。犬が症状なく菌を排出することもあるため、小さな子どもや高齢者、免疫の弱い家族がいる家庭では人への感染リスクも一緒に考える必要があります。もう一つは卵白に含まれるアビジンで、ビオチン(ビタミンB7)と結合して吸収を妨げます。ただし実際にビオチン欠乏まで至る例はまれで、生の卵白を長期間・大量に与え続けた場合に限られます。欠乏すると被毛のパサつき、脱毛、皮膚炎、発育不良が出ます。日本の鶏卵は生食を前提に洗卵・殺菌され、賞味期限も生で食べられる期限として設定されていますが、それは人がすぐに食べる前提の話であり、犬に生で与えてよい理由にはなりません。卵かけご飯やすき焼きの溶き卵を犬に分けるのは避けてください。加熱すればアビジンは変性しサルモネラも死滅します。誤って一口食べた程度なら様子見で済むことが多いですが、嘔吐や下痢が続く、発熱する、ぐったりするといった場合はすぐに動物病院へ連絡してください。家庭で無理に吐かせないでください。催吐の判断は獣医師が行います。
よくある質問
- 卵かけご飯を少し舐めてしまいました
- 多くは無症状で済みますが、6〜72時間は嘔吐、下痢、発熱、元気消失がないか観察してください。症状が出たらすぐに動物病院へ連絡してください。
- 日本の卵は生食用だから犬にも安全ですか
- 生食用の表示は人が新鮮なうちに食べる前提の基準で、犬に生卵を与えてよいという意味ではありません。サルモネラ汚染はゼロにはならず、卵白のアビジンの問題も残ります。
- 卵黄だけなら生でも大丈夫ですか
- アビジンは卵白にあるためビオチンの問題は避けられますが、細菌汚染は殻にも卵黄にも及びます。加熱して与えるほうが安全です。