豚バラ肉(サムギョプサル)

注意

豚バラ肉は犬がもらう人の食べ物の中でもっとも脂肪が多い部類で、脂っこい食事は急性膵炎の代表的な引き金です。焼肉の席にはにんにく、ねぎ、たれ、酒も一緒に並びます。

この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。

豚バラ肉(サムギョプサル) · 参考イラスト
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与える前に確認しましょう

あげる前に注意点を確認

調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。

注意したい症状と健康上の問題

目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。

  • 繰り返す嘔吐
  • 食欲不振
  • 腹痛
  • 背中を丸める・前半身を低くしてお尻を上げる姿勢
  • 下痢
  • 元気がなく、ぐったりする
  • 発熱
  • 脱水

この食品について詳しく

「一切れくらいなら」という判断がいちばん危険です。犬の急性膵炎は「食事の不摂生」、つまり普段食べない脂っこいものを急に食べたあとに起こりやすいことがわかっています。研究では、発症前の一週間に食卓のものをもらっていた犬は発症の確率がおよそ2倍、普段食べない珍しい食べ物を食べた場合は4〜6倍、ごみ箱をあさった場合は約13倍まで上がりました。豚バラ肉は人が分け与える食品の中でも脂肪の割合が最も高い部類で、獣医栄養学の資料は豚の脂を避けるべき脂肪として名指ししています。 「何グラムまでなら安全」という基準はありません。素因のある犬では、脂っこい一食だけで発症します。肥満、膵炎の既往、高脂血症のある犬、ミニチュア・シュナウザーなどの犬種はとくに危険です。参考までに、高脂血症の犬に勧められる食事は乾物量あたり脂肪10%以下、100kcalあたり2〜3g程度で、豚バラ肉はその正反対にある食品です。 症状はふつう食後12〜72時間で現れます。繰り返す嘔吐、まったく食べない、お腹を触ると痛がる、前肢を伸ばしお尻を上げる「祈りの姿勢」、下痢、元気消失、発熱、脱水が代表的です。ひとつでも見られたらすぐにかかりつけの動物病院、夜間なら夜間救急動物病院へ連絡してください。家庭で絶食させて様子を見たり、無理に吐かせたりしないでください。 日本では焼肉やバラ肉の角煮、ベーコン、豚の脂身が同じ場面をつくります。焼肉のたれにはにんにくが入っていることが多く、サンチュに付けるサムジャンやねぎの和え物も同様です。ねぎ属は加熱しても毒性が消えず、犬の赤血球を壊します。脂と同じくらい、周りの薬味と調味料が危険だと考えてください。

よくある質問

焼肉の豚バラを一切れ食べてしまいました。
膵炎の症状は12〜72時間後に出ることが多く、今元気でも安心はできません。三日ほど、繰り返す嘔吐、食欲廃絶、腹痛、祈りの姿勢、下痢、元気消失がないか観察してください。肥満や膵炎の既往がある犬は、症状が出る前に動物病院へ相談してください。
脂身を取った赤身なら大丈夫ですか?
豚バラはもともと脂の層が主体で、赤身だけを取り分けることは実際には困難です。焼いた肉にはたれや塩、にんにくの油も付いています。たんぱく質を与えたいなら、味付けせずにゆでた赤身肉を別に用意するほうが安全です。
焼肉のたれやにんにくをなめてしまいました。
焼肉のたれにはにんにくが含まれることが多く、加熱しても毒性は消えません。にんにくとねぎは犬の赤血球を壊します。体重と食べた量を確認して動物病院に連絡し、歯ぐきが白っぽくないか、尿の色が濃くないか、元気がないかを数日間観察してください。

出典

  1. Purina Institute (canine acute pancreatitis, dietary indiscretion odds ratios)

文書更新:

出典と監修状況について

この情報は一般的な参考であり、獣医師の診療に代わるものではありません。愛犬が何かを飲み込んだ場合は、すぐに獣医師に連絡してください。