餅
注意餅は成分ではなく物性が危険です。粘りと弾力でひとかたまりのままのどや食道に貼りつき、犬は数回かんで飲み込むため、窒息や閉塞につながります。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
あげる前に注意点を確認
調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 喉に詰まって息ができない
- 喉に詰まったようにえずく
- よだれ
- 呼吸困難
- 食道閉塞
- 腸閉塞
- 嘔吐
- 腹痛
- 歯の破折
- 便が出ない
この食品について詳しく
餅が危ないのは毒性ではなく物性です。ついた餅は粘りと弾力があり、ひとかたまりのままのどや食道に貼りつきます。日本では毎年、正月に餅による窒息事故が報じられますが、犬はさらに不利です。犬は奥歯で長くかまず、数回かんでそのまま飲み込むからです。切り餅一切れ、雑煮の餅、大福、餅アイスは、ほぼ丸ごとのどを通ると考えてください。とくに小型犬、かまずに飲み込む癖のある犬、シニア犬で危険が高くなります。
気道がふさがると数分で決まります。米国ケネルクラブ(AKC)が挙げる窒息のサインは、体を突っ張った姿勢、大量のよだれ、前足で口をかく動作、息を吸うときの高い音、歯ぐきが青みがかることです。ここで絶対にしてはいけないのが、見えないまま指をのどの奥に入れてかき出そうとすることです。AKCは、見えない状態で指を入れると異物をより深く押し込む危険があると警告しています。口の中に見えてつかめるなら慎重に取り出し、見えなければそのまま病院へ向かってください。空気がまったく通っていない場合は、胸を圧迫して肺を押し出すチェストスラストを行います。自分で吐き出して落ち着いたように見えても、必ず動物病院で確認を受けてください。
呼吸はできているのによだれを流し続け、飲み込めず、何も出ないえずきを繰り返す場合は、餅が食道に詰まっている可能性があります。これも救急で、多くは内視鏡での処置になります。胃や腸まで進んだ大きなかたまりは閉塞を起こすことがあり、繰り返す嘔吐、腹部の痛み、便が出ない、ぐったりするという形で現れます。いずれの場合も、家庭で無理に吐かせないでください。粘り気のあるかたまりは、戻る途中で気道をふさぐことがあります。
一緒に来るものも確認してください。砂糖やみたらしのたれをからめた餅、きなこ、あんこは糖とカロリーが高くなります。しょうゆやのりを巻いた磯辺焼きは塩分が加わります。かたくなった餅や冷凍の餅は石のように硬く、かんで歯が欠けることがあります。
結論はごく単純です。餅は犬に与える理由のない食品です。どうしても分けたいなら、味のついていない餅を爪より小さく切ってごく少量にし、食べている間はそばで見ていてください。丸ごと、切り餅のまま、串のままは絶対に与えないでください。
よくある質問
- 餅を飲み込んでえずいています。どうすればよいですか
- 口の中に見えてつかめるなら慎重に取り出してください。見えないまま指を入れてかき出そうとすると、より深く押し込みます。空気が通っていなければチェストスラストを行い、すぐに救急動物病院へ向かってください。
- 餅を食べましたが今は元気そうです。受診は必要ですか
- 受診をおすすめします。AKCは、落ち着いたように見えても獣医師の評価を受けるよう案内しています。食道や腸に詰まった場合、数時間後によだれ、えずき、繰り返す嘔吐、腹痛、便が出ないなどの形で現れます。
- 小さく切れば与えても大丈夫ですか
- 危険は下がりますが、なくなりません。分けるなら味のついていない餅を爪より小さく切り、ごく少量にして、そばで見ていてください。みたらしやきなこ、磯辺焼きの餅は与えないでください。