ホワイトチョコレート
注意メチルキサンチンは0.04mg/gしかなく、チョコレート中毒は現実的に起こりません。本当の注意点は高脂質による膵炎と、シュガーレス製品に入るキシリトール(白樺糖)です。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
あげる前に注意点を確認
調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 嘔吐
- 下痢
- 腹痛
- 食欲不振
- 膵炎で見られることがある症状
この食品について詳しく
ホワイトチョコレートはカカオマスをほとんど含まないため、メチルキサンチン含有量は1gあたり0.04mg(1オンスあたり1.1mg)しかありません。ミルクチョコレートの約60分の1です。体重10kgの犬が20mg/kgの中毒域に達するにはホワイトチョコレートを約5kg食べる必要があり、現実には起こらない量です。ホワイトチョコを一律に「中毒」と分類しているデータベースは少なくありませんが、これは誤りで、不要な不安を生むと同時に、本当に危険なダークチョコやココアパウダーへの警戒を薄めてしまいます。
ただし、犬に与えてよいおやつという意味ではありません。実際に問題になるのは三つです。ひとつはカカオバターと乳脂肪による高い脂質で、膵炎の引き金になります。消化器症状は数時間以内、膵炎は24〜72時間後に嘔吐・下痢・腹痛・食欲不振・背中を丸めた姿勢として現れます。ふたつめは糖分の負担です。そして最も重要なのが、「シュガーレス」「糖類ゼロ」「ノンシュガー」と表示されたホワイトチョコや白いコーティング菓子、プロテインバーに使われるキシリトールです。日本の原材料表示では「甘味料(キシリトール)」と括弧書きで記載されることが多く、見落としやすい位置にあります。白樺糖という表記も同じものです。
手順としては、まずパッケージの原材料表示を確認してください。キシリトールや白樺糖の記載があれば量にかかわらず緊急で、すぐにかかりつけの動物病院、夜間なら夜間救急動物病院に連絡します。キシリトールがなくても体重に対して多量を食べた場合や嘔吐を繰り返す場合も、すぐに動物病院へ連絡してください。いずれの場合も家庭で無理に吐かせないでください。催吐は獣医師が判断します。パッケージは捨てずに持参してください。
よくある質問
- ホワイトチョコレートは犬に中毒を起こしますか?
- チョコレート中毒としては起こりません。メチルキサンチンは0.04mg/gで、10kgの犬が中毒域に達するには約5kg必要です。問題は脂質・糖分と、シュガーレス製品のキシリトールです。
- 原材料に「甘味料(キシリトール)」とありました
- 緊急です。キシリトールは0.1g/kgから低血糖を起こすため、少量でもすぐに動物病院へ連絡してください。白樺糖という表記も同じ成分です。パッケージを持って受診してください。
- 1枚食べましたが元気そうです
- その量でメチルキサンチン中毒になることはありません。ただし脂質による膵炎は24〜72時間後に出ることがあるので、嘔吐・下痢・腹痛・食欲不振がないか数日は観察してください。