野生キノコ

危険

野生キノコはこのデータベースで最も致命的な項目です。アマトキシンはごく少量で肝臓を破壊し、途中で回復したように見える時期があるため判断を誤らせます。

この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。

野生キノコ · 参考イラスト
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与える前に確認しましょう

おやつとして与えないでください

体重別の推奨量がない危険な項目です。食べた場合は量・時刻・製品情報を確認して動物病院に連絡し、自分の判断で吐かせないでください。

注意したい症状と健康上の問題

目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。

  • 嘔吐
  • 血の混じった下痢
  • 元気がなく、ぐったりする
  • 腹痛
  • 黄疸
  • 低血糖
  • 血液凝固の異常
  • けいれん発作

この食品について詳しく

野生キノコは「何を食べたか分からない」という点で最も危険な誤食です。タマゴテングタケ(Amanita phalloides)とその近縁種が持つアマトキシンはRNAポリメラーゼIIを阻害してたんぱく質合成を止め、肝細胞と腎尿細管細胞を壊死させます。腸肝循環によって体内に長くとどまるため、曝露が持続します。致死量は非常に少なく、かさ1個で犬が死ぬことがあります。 この項目で命を落とす原因は、毒性の強さ以上に経過の形にあります。アマトキシン中毒は二相性です。摂取から6〜12時間後に嘔吐、血便、元気消失、腹痛が現れます。問題はその次で、症状が落ち着いて回復したように見える「偽りの回復期」が来ます。ここで安心して帰宅すると、24〜72時間後に黄疸、低血糖、凝固異常、肝性脳症、けいれんを伴う劇症肝不全が始まり、重症例では1〜2日で死亡します。一方、アセタケ属やカヤタケ属によるムスカリン中毒はまったく別の像で、15〜90分以内に流涎、流涙、縮瞳、徐脈といったコリン作動性症状が出ます。 野生キノコを食べた時点で緊急事態です。症状がなくても、元気に見えても、今すぐかかりつけまたは夜間救急動物病院に連絡し受診してください。移動前に生えていた状態を写真に撮り、根元(つぼの部分)まで含めて紙袋に入れて持参すると鑑別に役立ちます。密閉したビニール袋は傷むので避けてください。家庭で無理に吐かせないでください。日本では雨のあとに庭や公園の芝生に一晩で生えたキノコ、そして秋のキノコ狩りシーズンの山道が典型的な事故現場です。なお、スーパーで買ったしいたけ・えのき・しめじなどを味付けせずに加熱して与えた場合はこの項目とは別問題で、中毒性はありません。

よくある質問

散歩中に芝生のキノコを食べましたが、今は元気です。
元気に見えることが安心材料にならない典型例です。アマトキシン中毒は6〜12時間後に症状が始まり、その後に回復したように見える時期まであります。今すぐ動物病院に連絡し、可能なら同じキノコを写真に撮り根元ごと紙袋で持参してください。
見た目で毒キノコかどうか判断できますか?
確実には判断できません。致命的なテングタケ類は見た目が地味で、鑑別には根元を含む子実体全体が必要になることが多いためです。犬が野生キノコを食べたら、種類が分からないまま緊急として扱うのが正しい対応です。
処置を受けて今は元気そうです。もう帰宅していいですか?
そこが偽りの回復期の落とし穴です。アマトキシンの可能性がある場合、危険域は24〜72時間先まで続き、犬が元気に見える時期を通り越します。見た目ではなく獣医師の指示するモニタリング計画に従ってください。

出典

  1. ASPCA Animal Poison Control Center (ASPCApro)

文書更新:

出典と監修状況について

この情報は一般的な参考であり、獣医師の診療に代わるものではありません。愛犬が何かを飲み込んだ場合は、すぐに獣医師に連絡してください。