アスパルテーム
注意アスパルテームは犬の有毒甘味料の一覧に載っておらず、使用量もミリグラム単位です。危険なのはアスパルテームではなく、それが入っていた製品、つまり無糖ガムのキシリトールやゼロコーラのカフェイン、そして包装です。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
あげる前に注意点を確認
調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 嘔吐
- 下痢
- 軟便
- 腹痛
- 消化管閉塞
この食品について詳しく
アスパルテームは糖アルコールではありません。アスパラギン酸とフェニルアラニンが結合したジペプチドで、砂糖の約200倍の甘さがあるため、製品にはごく少量しか入っていません。ゼロコーラ1缶に含まれるアスパルテームはおよそ180mg、卓上甘味料(パルスイートなど)1包はおよそ35mg程度です。犬が缶の飲み残しをなめたり、1包をかじったりしたときに体に入るアスパルテーム自体は、それだけ少ない量です。
権威ある一覧での位置づけも確認しておきましょう。Merck獣医マニュアルの食品による危険の章にアスパルテームの項目はなく、ASPCAの「避けるべき人の食べ物」でも甘味料として有毒に挙げられているのはキシリトールだけです。アスパルテームが犬に低血糖や肝不全を起こすという根拠はありません。
ですからこの項目の要点は、甘味料そのものではなく、それが入っていた製品のほうにあります。ひとつめは無糖ガムです。ガムにはアスパルテームとキシリトールが同時に使われていることが多く、キシリトールはMerckの基準で体重1kgあたり100mgを超えると低血糖を、500mgを超えると重い肝不全を起こし得ます。FDAも無糖表示の製品でキシリトールを確認するよう案内しています。ふたつめはカフェインです。コーラ系のゼロ飲料やエナジードリンクにはカフェインが含まれ、カフェインは犬にとって実際に有毒です。三つめは包装で、ガムの包み紙やアルミ、袋の切れ端を飲み込むと腸を塞ぐことがあります。四つめは量で、甘味料の小袋をいくつも食べれば下痢や腹痛が出ます。
犬がアスパルテーム入りのものを口にしたら、まず包装を手元に置いて原材料表示を最後まで読んでください。キシリトールが併記されていれば、症状がなくてもすぐ動物病院へ連絡し、包装ごと持参してください。カフェイン入りの飲料をまとまった量飲んだ場合や、包み紙を飲み込んだ場合も連絡が必要です。アスパルテームを少量だけと確認できた場合は、水をいつでも飲めるようにして様子を見ますが、嘔吐や下痢の繰り返し、震え、落ち着きのなさ、心拍が速い様子があれば連絡してください。家庭で無理に吐かせないでください。
よくある質問
- ゼロコーラの飲み残しをなめてしまいました
- アスパルテーム自体はその量で問題になりません。ただしコーラ系にはカフェインが含まれ、カフェインは犬に有毒です。飲んだ量が多い場合や小型犬の場合、震えや落ち着きのなさが見られる場合は動物病院へ連絡してください。
- 無糖ガムを飲み込みました。アスパルテームなら安心ですか
- 安心できません。無糖ガムにはアスパルテームとキシリトールが同時に入っていることが多く、キシリトールは体重1kgあたり100mgを超えるだけで低血糖を起こします。包装を持って今すぐ動物病院に連絡してください。包み紙やアルミも閉塞の危険があります。
- 卓上甘味料の小袋をかじってしまいました
- 1包に含まれるアスパルテームはおよそ35mgで、中毒を起こす量ではありません。ただし製品によって使われている甘味料が異なるので原材料表示を確認し、袋の紙を飲み込んだ場合は閉塞の可能性を動物病院で判断してもらってください。