れんこん

注意

れんこんに犬への毒性は知られていませんが、食卓に出るれんこんはたいてい甘辛い煮物か揚げ物です。硬い輪切りは丸のみすると詰まりやすい形でもあります。

この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。

れんこん · 参考イラスト
参考イラスト

与える前に確認しましょう

あげる前に注意点を確認

調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。

注意したい症状と健康上の問題

目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。

  • おなら・ガスの増加
  • 軟便
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 腹痛
  • 喉に詰まって息ができない
  • 腸閉塞
  • 膵炎
  • 水を多く飲む

この食品について詳しく

れんこんはハスの地下茎で、犬での中毒量を報告した獣医学的資料は見当たりません。味付けせずに柔らかくゆで、小さく切って少量与える分には問題になりません。それでも注意扱いにするのは、実際に食卓に出る形がそれではないからです。 一つ目は煮物です。れんこんの煮物や甘酢れんこん、筑前煮は、醤油・砂糖・みりんで煮含めます。穴が通っている構造のため煮汁が芯まで染み込み、一切れに含まれる塩分と糖分が見た目より多くなります。米国ケネルクラブ(AKC)は、人の食べ物を分けるときに調味料・塩・砂糖・油・バターを足さないよう明記しています。Merck獣医マニュアルでは犬は食塩2〜3g/kgで症状が出はじめ、約4g/kgが致死量とされるため、小型犬が数切れ食べたなら電話相談に値します。 二つ目は揚げ物です。れんこんチップス、天ぷら、はさみ揚げは油をよく吸います。AKCは高脂質のおやつが肥満と膵臓の問題につながると指摘しており、脂っこい人の食べ物は犬の急性膵炎の代表的な引き金です。膵炎の既往がある犬には一切れも与えないでください。 三つ目は形と硬さです。加熱してもシャキシャキした食感が残り、丸い輪切りは丸のみしやすい形です。AKCも、消化されない植物性の異物が腸閉塞を起こしうると警告しています。生のれんこんはさらに硬いので与えないでください。食物繊維も多く、少し多いだけでおならや軟便につながります。 与えるなら、皮をむいて味付けせずに箸がすっと通るまでゆで、輪切りではなく小さめのいちょう切りにして、ごく少量にしてください。おやつ全体は一日の必要エネルギーの10%以内です。 煮物や揚げ物を多く食べてしまった場合は、水を制限せず自由に飲めるようにして、すぐに動物病院へ連絡してください。嘔吐を繰り返す、おなかを痛がる、祈るように背を丸める姿勢、便が出ない、ふるえるといった様子は閉塞や膵炎を疑うサインです。のどに詰まらせて苦しそうなときはすぐに受診してください。家庭で無理に吐かせたり、指を入れて取り出そうとしたりしないでください。

よくある質問

れんこんの煮物を食べてしまいました
煮物は煮汁が穴の奥まで染みており、塩分と糖分が高くなります。水を制限せず自由に飲めるようにしたうえで、体重と食べた量を把握して動物病院に連絡してください。
ゆでたれんこんなら与えてよいですか
皮をむいて味付けせずに柔らかくゆで、小さく切って少量ならかまいません。食物繊維が多くおならや軟便が出やすいので、最初は1〜2切れから試してください。
生のれんこんをおやつにしてもよいですか
おすすめしません。生の輪切りは硬く丸のみしやすい形で、小型犬や丸のみ癖のある犬では窒息や閉塞の危険があります。柔らかくゆでて小さく切ってから与えてください。

出典

  1. American Kennel Club (feed vegetables plain: no seasonings, salt, sugar, oil or butter)
  2. Merck Veterinary Manual (salt toxicosis — the actual measurable hazard in soy-braised and pickled preparations; no canine toxicity dose is published for the vegetable itself)
  3. American Kennel Club (high-fat treats, obesity and pancreatic problems)
  4. American Kennel Club (indigestible plant material and intestinal blockage)

文書更新:

出典と監修状況について

この情報は一般的な参考であり、獣医師の診療に代わるものではありません。愛犬が何かを飲み込んだ場合は、すぐに獣医師に連絡してください。