卵の殻
注意卵の殻に毒性はありませんが、割れた縁が鋭くのどや消化管を傷つけることがあり、洗っていない生の殻にはサルモネラが残っています。与えるなら加熱して粉状にすりつぶしてください。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
あげる前に注意点を確認
調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 口の中の刺激
- 喉に詰まったようにえずく
- よだれ
- 嘔吐
- 下痢
- 腹痛
- サルモネラ感染症
- 発熱
この食品について詳しく
卵の殻そのものに毒性成分はありません。約95%が炭酸カルシウムで、事実上カルシウムのかたまりです。問題は成分ではなく、形と衛生です。米国ケネルクラブ(AKC)は、卵の殻には鋭い縁があり、犬ののどや体内の臓器を傷つけることがあると注意しています。殻を割ると角の立った破片ができ、犬は数回かんで飲み込むため、その破片がそのままのどと食道を通っていきます。
二つめはサルモネラです。AKCは、生卵を食べた犬がサルモネラ菌に接触する危険があり、発熱、嘔吐、下痢、元気消失が起こると説明しています。菌は白身よりも殻の外側に多く付着しています。ですから、調理で出た生の殻をそのまま与えたり、生ごみをあさって殻を食べたりする場面が実際の危険です。サルモネラは人にもうつるため、小さな子どもや免疫の弱い家族がいる家庭では家族全体の問題になります。
三つめはカルシウムそのものです。殻1個には約2gのカルシウムが含まれます。総合栄養食を食べている犬はカルシウムがすでに適切な比率で入っているため追加は不要で、とくに成長期の大型犬に自己判断でカルシウムを足すと骨の発育に影響することがあります。カルシウム源として使うなら、量は必ず獣医師と決めてください。
与える場合の方法は一つだけです。殻をよく洗い、ゆでるか焼いて完全に加熱し、ミルで小麦粉のように細かくすりつぶして、フードにごく少量混ぜます。指先でざらつきを感じるうちはまだ粗すぎます。大きな破片が残った状態では与えないでください。
すでに飲み込んでしまった場合、小さな破片一つ程度なら多くはそのまま通過します。新鮮な水を与えて24~48時間様子を見てください。ただし、えずいてよだれを流す、飲み込みにくそうにする、嘔吐を繰り返す、おなかを触られるのを嫌がる、黒くねばつく便や血の混じった便が出る、便が出ないといった様子があれば、すぐにかかりつけの動物病院に連絡してください。家庭で無理に吐かせるのは絶対にやめてください。鋭い破片は戻る途中で食道をより大きく傷つけます。取り出す方法は獣医師が判断します。
よくある質問
- 卵の殻をカルシウム代わりにすりつぶして与えてもよいですか
- 加熱して小麦粉のように細かくすれば、カルシウム源として使えます。ただし総合栄養食を食べている犬には追加の必要がなく、成長期の大型犬では過剰になり得るので、量は獣医師と決めてください。
- 生ごみの卵の殻を食べてしまいました
- 鋭い破片とサルモネラの二つを見てください。水を与えて24~48時間観察し、えずき、よだれ、繰り返す嘔吐、腹痛、発熱、血便があれば病院に連絡してください。無理に吐かせないでください。
- ゆで卵の殻なら安全ですか
- 加熱でサルモネラの心配はなくなりますが、破片が鋭いことは変わりません。大きなまま与えるとのどや消化管を傷つけるので、与えるなら粉状にして少量をフードに混ぜてください。