のり(韓国のり・味付けのり)
注意のり自体に毒性はありませんが、家庭にあるのりの多くは塩とごま油で味付けされています。非常に軽いため、犬は短時間で大量に食べてしまい、塩分・脂質・ヨウ素が一度に入ります。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
あげる前に注意点を確認
調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 水を多く飲む
- 尿量が増える
- 嘔吐
- 下痢
- 甲状腺機能の異常
この食品について詳しく
のりは毒性食品ではありません。味付けをしていない焼きのりを一枚、たまに与える程度なら問題になりません。危険なのは実際に家にある形のほうです。韓国のりはごま油やえごま油を塗って塩をふって焼いたもので、日本の味付けのりも醤油と砂糖、塩で味をつけてあります。どちらも薄い葉が何枚も重なった状態で袋に入っています。落とし穴は密度です。のりは極端に軽いので、犬が一袋を平らげても「ほんの数グラム」に見えますが、その中の塩分と油は決して軽くありません。
のりに定まった急性中毒量はありません。目安として食塩中毒の基準は体重1kgあたり食塩2〜3gですが、小型犬が一袋を食べる場面ではそれよりずっと少ない量で影響が出ます。症状はふつう数時間以内に飲水と消化器に現れます。異常に水を飲む、尿の回数が増える、嘔吐、下痢。重症化するとふらつき、震え、けいれん発作に進みます。油による脂質負荷も加わり、製品によってはガーリックパウダーが入っているものもあります。ネギ類は犬に有毒です。
もうひとつはヨウ素です。海藻はヨウ素が非常に濃縮された食品で、昆布では1gあたり約2,000μgに達することがあります。一度食べただけで甲状腺疾患になるわけではありませんが、甲状腺の薬を飲んでいる犬や、海藻サプリメントを毎日与えている場合は甲状腺機能に影響し得るため、獣医師に相談してください。
のりを盗み食いした場合は、すぐに動物病院へ連絡してください。とくに一袋以上食べた、小型犬である、心臓病や腎臓病がある、すでに嘔吐や多飲が始まっている場合は急いでください。水入れは片づけないでください。ただし一気飲みさせず、少量ずつ頻回に飲ませながら病院の指示を仰ぎます。ナトリウムの補正方法は必ず獣医師が判断します。家庭で無理に吐かせないでください。
安全な形は限られます。味付けも油もない焼きのりを一枚、ごくたまに。味付けのり、韓国のり、のりの佃煮、ふりかけ、海岸に打ち上げられた海藻はいずれも避けてください。
よくある質問
- 味付けのりを一枚食べてしまいました
- 健康な中型犬以上が一枚食べた程度なら大きな問題にならないことがほとんどです。水を自由に飲めるようにして様子を見てください。小型犬や心臓・腎臓に病気がある場合、嘔吐や多飲が始まった場合は動物病院へ連絡してください。
- 韓国のりを一袋まるごと食べました
- すぐに動物病院へ連絡してください。のりは軽くても袋一つ分の塩分と油は小型犬には十分な負担です。水は少量ずつ頻回に与え、家庭で吐かせようとせず、食べた量と時刻、パッケージを持参してください。
- おにぎりの海苔なら大丈夫ですか
- 海苔だけを少量なら大きな問題にはなりませんが、おにぎり本体には塩、しょうゆ、具材(明太子、ツナマヨ、昆布の佃煮など)が入っており塩分が高くなります。犬に分けるのは避けてください。