ゆり(百合)

注意

本来のユリ(Lilium)はASPCAの分類では犬には無毒で、致命的なのは猫だけです。ただし「ユリ」と呼ばれる別の植物、とくにスズランは犬にも心毒性があるため見分けが重要です。

この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。

ゆり(百合) · 参考イラスト
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与える前に確認しましょう

あげる前に注意点を確認

調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。

注意したい症状と健康上の問題

目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 過剰なよだれ
  • 食欲不振
  • 元気がなく、ぐったりする

この食品について詳しく

この項目は、犬と猫の違いを正確に知ることがすべてです。ASPCAはテッポウユリ(Easter lily)やオニユリ(Tiger lily)のページに「犬には無毒(Non-Toxic to Dogs)」と明記し、症状欄には「嘔吐、食欲不振、元気消失、腎不全、死亡の可能性。影響を受けることが知られているのは猫だけ」と記しています。猫に急性腎障害を起こすあの毒性は、犬では同じようには働きません。 とはいえ、犬がユリを食べても何も起きないという意味ではありません。ASPCAは、どんな植物でも植物体を食べれば嘔吐や消化器症状が起きうると案内しています。花束のユリをまとめて飲み込んだ犬は、よだれを流したり吐いたり軟便になったりしますし、茎や葉が固まると小型犬では異物になることもあります。花瓶の水に入れた切り花延命剤や、花屋で使われた薬剤も一緒に飲み込むことになります。 本当の問題は名前です。日本で「ユリ」と呼ばれたりユリに似ていたりする植物のなかに、犬にも明確に有毒なものがあります。スズラン(Convallaria、lily of the valley)はASPCAが「犬に有毒」と分類し、有毒成分はコンバラリンなどの強心配糖体(カルデノライド)で、症状は嘔吐、不整脈、低血圧、見当識障害、昏睡、発作です。こちらは救急案件です。カラーやスパティフィラム(ピースリリー)のように名前にリリーが付くサトイモ科の植物は不溶性シュウ酸カルシウムを含み、口の中が腫れて痛みます。つまり「ユリを食べた」だけでは危険度を判断できません。 今すべきことは、まずどの植物かを確認することです。花束のタグや鉢のラベルを探し、なければ残った植物と花を写真に撮っておいてください。スズランのように小さな白い鐘状の花が茎に並んでいる形なら、迷わずすぐに動物病院、夜間なら救急動物病院に連絡してください。本来のユリだと確認でき、嘔吐が一、二回で収まったなら水を飲めるようにして様子を見てもかまいませんが、嘔吐が繰り返す、ぐったりする場合は病院に連絡してください。家庭で無理に吐かせないでください。そして同じ家に猫がいる場合、その一本は猫にとっては救急であることを必ず覚えておいてください。

よくある質問

猫はユリで死ぬと聞きます。犬は本当に大丈夫ですか
ASPCAはテッポウユリやオニユリを犬には無毒と分類し、腎不全を起こすのは猫だけだと記しています。ただし植物体を食べれば嘔吐や消化器症状は起こりうるので、症状が続く場合は動物病院に連絡してください。
スズランは違うのですか
まったく違います。ASPCAはスズランを犬に有毒と分類しており、強心配糖体により嘔吐、不整脈、低血圧、見当識障害、昏睡、発作が起こりえます。食べた場合は今すぐ動物病院に連絡してください。
花瓶の水を飲んでしまいました
本来のユリの花瓶の水でも犬に腎不全は起きませんが、切り花延命剤や傷んだ水でおなかを壊すことがあります。水を替えて様子を見てください。ただし同じ水を猫が飲んだ場合は、そちらはすぐに救急です。

出典

  1. ASPCA Animal Poison Control — Toxic and Non-Toxic Plants: Easter Lily (listed Non-Toxic to Dogs)
  2. ASPCA Animal Poison Control — Toxic and Non-Toxic Plants: Tiger Lily (listed Non-Toxic to Dogs)
  3. ASPCA Animal Poison Control — Toxic and Non-Toxic Plants: Lily of the Valley (toxic to dogs)

文書更新:

出典と監修状況について

この情報は一般的な参考であり、獣医師の診療に代わるものではありません。愛犬が何かを飲み込んだ場合は、すぐに獣医師に連絡してください。