ムール貝(ムラサキイガイ)

注意

ムール貝は麻痺性貝毒のサキシトキシンが最も蓄積しやすい二枚貝で、この毒素は加熱しても分解されません。殻とひげを外し味付けせずに加熱した身を少量ならよいですが、ワイン蒸しの汁は与えられません。

この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。

ムール貝(ムラサキイガイ) · 参考イラスト
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与える前に確認しましょう

あげる前に注意点を確認

調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。

注意したい症状と健康上の問題

目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。

  • 過剰なよだれ
  • ふらつき・運動失調
  • 脱力
  • 呼吸困難
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 喉に詰まって息ができない
  • 腸閉塞
  • 歯の破折

この食品について詳しく

ムール貝は、犬のサプリメント原料としても、救急の事例としても登場する食材です。ニュージーランド産のミドリイガイ(グリーンリップドマッスル)粉末は関節サプリの原料として広く使われていますが、それは規格に沿って加工・検査された原料の話です。台所のムール貝は別物です。 最大の危険は貝毒です。Merck獣医マニュアルはサキシトキシンを、二枚貝の摂取で起こる麻痺性貝毒の原因物質として挙げています。ムール貝はそのサキシトキシンが特に蓄積しやすい種で、各地で貝毒による出荷規制や採取自粛が出るときの指標になる貝でもあります。加熱しても分解されません。症状は消化器ではなく神経に出ます。よだれ、後ろ足からの脱力、ふらつき、重い場合は呼吸筋の麻痺です。堤防や磯で自分で採ったムール貝(ムラサキイガイ)は、犬に絶対に与えないでください。 第二に殻とひげ(足糸)です。ムール貝の殻は薄く鋭く割れ、歯の破折や食道の損傷、腸閉塞を起こします。殻についているひげは消化されない丈夫な繊維で、腸の中で絡まります。実際に多い事故は食卓での取り分けではなく、食後に残した殻の器を犬があさることです。 第三に調理です。ワイン蒸しにはにんにくとエシャロット、バターが入り、パエリアやブイヤベース、トマトソースにも玉ねぎとにんにくが入ります。ねぎ類は犬の赤血球を傷つけて溶血性貧血を起こす有毒食品なので、鍋から貝だけを取り分けるやり方は解決になりません。生のムール貝も細菌の問題があるため与えません。 許容範囲は狭いです。殻とひげを完全に外し、味付けせずにゆでるか蒸した身を細かく刻んで、ごく少量、たまに。おやつは全体で一日の必要エネルギーの10%以内に収めてください。殻を飲み込んだ場合、自分で採った貝を食べた場合、食後によだれ・ふらつき・呼吸の異常がある場合は、すぐにかかりつけの動物病院か夜間救急動物病院へ連絡してください。家庭で無理に吐かせないでください。

よくある質問

ワイン蒸しのムール貝を取り分けてもよいですか
やめてください。汁にはにんにくとエシャロット、バターが入り、その味は身に染みています。ねぎ類は犬に有毒で、脂質は膵炎の引き金にもなります。分けたいときは味付けせずに別で蒸したものだけにしてください。
ミドリイガイのサプリは犬に与えてよいのですか
動物用として製造されたミドリイガイ製品は、規格どおりに加工・検査された原料を使う点で台所の貝とは別物です。ただし服用中の薬や他のサプリと重なることがあるため、始める前にかかりつけの獣医師に相談し、人用製品を分けて与えないでください。
自分で採った貝をゆでたので大丈夫ですか
加熱では安全になりません。麻痺性貝毒のサキシトキシンは加熱で分解されないため、規制は「よく加熱する」ではなく「採らない」という形で出ます。その海域の貝毒情報を確認し、よだれ・後ろ足の脱力・ふらつき・呼吸の異常があればすぐ動物病院へ連絡してください。

出典

  1. Merck Veterinary Manual — saxitoxin / paralytic shellfish poisoning
  2. American Kennel Club — shellfish general guidance (Can Dogs Eat Shrimp?)
  3. Merck Veterinary Manual — Allium (garlic/onion) toxicosis

文書更新:

出典と監修状況について

この情報は一般的な参考であり、獣医師の診療に代わるものではありません。愛犬が何かを飲み込んだ場合は、すぐに獣医師に連絡してください。