スポーツドリンク

注意

スポーツドリンクは犬の輸液ではありません。塩中毒を起こすほど塩辛くはありませんが、糖分が下痢を悪化させます。そして最大の危険は、脱水した犬に飲ませながら様子を見て受診が遅れることです。

この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。

スポーツドリンク · 参考イラスト
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与える前に確認しましょう

あげる前に注意点を確認

調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。

注意したい症状と健康上の問題

目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 軟便
  • 脱水
  • 水を多く飲む
  • 尿量が増える
  • 低血糖
  • 元気がなく、ぐったりする

この食品について詳しく

まず安心してよい点からお伝えします。スポーツドリンクのナトリウム濃度は、塩中毒を起こすには到底足りません。Merck獣医マニュアルによれば犬の塩中毒は体重1kgあたり2~3gの食塩から始まりますが、500mLのペットボトル1本に含まれる食塩は1gにも届きません。5kgの犬がその基準に達するには10本以上必要です。数口舐めた程度で緊急事態にはなりませんので、そこは心配いりません。 それでも注意に分類する理由が三つあります。 一つめは糖分です。スポーツドリンクは100mLあたり6g前後の糖を含みます。すでに下痢をしている犬にこれを飲ませると、腸内の糖が水を引き寄せて下痢がかえって悪化します。経口補水液(OS-1など)と違い、スポーツドリンクは糖と電解質の比率が吸収に合わせて設計されていません。助けるつもりの行動が脱水を深めます。 二つめは時間です。脱水の原因がパルボウイルス、膵炎、熱中症、異物による閉塞、腎不全であれば、必要なのは静脈からの輸液です。嘔吐を繰り返している犬は口から入れた水を吸収できません。飲ませながら半日様子を見る、その半日が結果を決めます。ぐったりしている、歯ぐきが白い、あるいはねばつくという場合は、飲み物ではなく病院です。獣医師が経口補水液の使用を指示することはありますが、その犬に、今日、指示された場合にだけ行ってください。 三つめは表示です。「ゼロ」「無糖」「糖質オフ」の電解質飲料や粉末スティックには、キシリトールが入っている製品があります。Merckの基準ではキシリトールは体重1kgあたり100mgから低血糖、500mgを超えると肝不全の危険があり、低血糖は30分後から出ることも12~18時間まで遅れることもあり、肝障害は24~48時間後に現れます。原材料表示にキシリトールがあれば、症状がなくても今すぐ動物病院です。 暑い日も同じです。熱中症が疑われるときはスポーツドリンクを飲ませず、冷たすぎない水を自分で飲めるようにして、ぬるま湯で体を濡らしながらすぐ病院へ向かってください。ぐったりしている犬の口に無理に液体を流し込むと、肺に入るおそれがあります。

よくある質問

下痢のときに飲ませてもよいですか
おすすめしません。糖分が腸に水を引き寄せ、下痢がかえって悪化することがあります。下痢が一日以上続く、血が混じる、ぐったりするという場合は、飲み物で粘らず動物病院で輸液を受けてください。
暑い日の散歩のあとに与えてもよいですか
必要ありません。犬は人のように汗で電解質を失わないため、冷たすぎない水で十分です。パンティングが止まらない、歯ぐきが赤い、ふらつくという場合は熱中症なので、飲み物ではなくぬるま湯で体を濡らしてすぐ病院へ向かってください。
ゼロカロリーのものなら大丈夫ですか
まず原材料表示を見てください。無糖の電解質飲料や粉末スティックにはキシリトール入りの製品があり、体重1kgあたり100mgから低血糖を起こします。表示にあれば症状がなくても今すぐ動物病院に連絡してください。

出典

  1. Merck Veterinary Manual
  2. Merck Veterinary Manual
  3. ASPCA Animal Poison Control Center

文書更新:

出典と監修状況について

この情報は一般的な参考であり、獣医師の診療に代わるものではありません。愛犬が何かを飲み込んだ場合は、すぐに獣医師に連絡してください。