スパム(ランチョンミート)

注意

スパムなどのランチョンミートは、犬の基準では脂肪とナトリウムが極端に高い加工肉です。一切れで小型犬の一日分のナトリウムを使い切る量になります。焼けば調理油も加わります。

この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。

スパム(ランチョンミート) · 参考イラスト
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与える前に確認しましょう

あげる前に注意点を確認

調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。

注意したい症状と健康上の問題

目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 水を多く飲む
  • 尿量が増える
  • 元気がなく、ぐったりする
  • 腹痛
  • 脱水
  • 震え
  • ふらつき・運動失調
  • 膵炎

この食品について詳しく

スパムをはじめとするランチョンミートは、豚ひき肉を塩と亜硝酸ナトリウムで固めた缶詰の加工肉です。犬にとって問題なのは肉ではなく、この配合です。 まずナトリウムです。AKCは体重15kgの犬に必要なナトリウムを一日200mg程度としています。ランチョンミートの栄養成分表示を見ると、一切れ(およそ56g)あたりのナトリウムは数百mg単位です。つまり一切れで犬の一日分のナトリウムを使い切るか、超えます。急性の食塩中毒はまた別の水準です。Merck獣医マニュアルは犬で2~3g/kgから症状、約4g/kgが急性致死量とし、血清ナトリウム160mEq/L超を食塩中毒としています。5kgの犬がそこに届くには缶をほぼ空にする必要があるため、一切れでけいれんが起きることはありません。ただし缶ごと食べてしまう事故は実際に起きます。 脂肪も同じくらい重要です。ランチョンミートは脂質が高く、Merckは犬のフードで1,000kcalあたり脂肪20g未満を推奨し、食事の不適切な摂取を急性膵炎の一般的な危険因子としています。焼けば調理油が上乗せされます。膵炎の症状は食欲廃絶、繰り返す嘔吐、腹痛、下痢、脱水で、多くは一日以内に始まります。 日本の家庭では、沖縄のポークたまごおにぎりやチャンプルー、朝食で焼いた一切れ、おにぎりの具、非常食として置いてある缶が主な接点です。人の食卓から一切れ、が一番多い経路です。 一切れ食べた場合は、水を自由に飲める状態にして24~48時間観察してください。塩分をとったあとに水を制限してはいけません。多飲多尿の程度はよくある反応です。繰り返す嘔吐、腹痛、強い元気消失、ふるえ、ふらつき、けいれんが出たらすぐ受診してください。缶ごと食べた場合は症状がなくても、すぐにかかりつけの動物病院か夜間救急動物病院へ連絡してください。家庭で無理に吐かせてはいけません。塩や塩水で吐かせる方法は絶対に使わないでください。

よくある質問

スパムを一切れ食べてしまいました
一切れで急性の食塩中毒になることはまずありません。水を自由に飲めるようにして24~48時間観察してください。飲水と排尿が増える程度はよくあります。繰り返す嘔吐、腹痛、強い元気消失、ふるえ、ふらつきがあればすぐ動物病院へ連絡してください。
缶ごと食べてしまいました
症状を待たずに、いますぐかかりつけの動物病院に連絡してください。缶を持参すれば、一食あたりのナトリウムと脂質を体重と照らして判断できます。水は自由に飲ませ、塩やオキシドールで吐かせようとしないでください。
ゆでて塩抜きすれば与えてよいですか
表面の塩は少し抜けますが、脂肪と亜硝酸塩はそのままです。ゆでてもおやつにはなりません。豚肉を分けたい場合は、塩も油も使わずに加熱した赤身を少量だけ与えてください。

出典

  1. American Kennel Club
  2. American Kennel Club
  3. Merck Veterinary Manual
  4. Merck Veterinary Manual
  5. Pet Poison Helpline

文書更新:

出典と監修状況について

この情報は一般的な参考であり、獣医師の診療に代わるものではありません。愛犬が何かを飲み込んだ場合は、すぐに獣医師に連絡してください。