砂糖
注意砂糖そのものは犬を中毒させる物質ではありませんが、必要がなく、下痢や体重増加を招きます。本当の危険は、その甘い食品にチョコレートやレーズン、キシリトールが一緒に入っている場合です。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
あげる前に注意点を確認
調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 下痢
- 軟便
- 嘔吐
- おなら・ガスの増加
- 腹痛
- 体重増加
この食品について詳しく
砂糖は、キシリトールやチョコレートのように犬の臓器を直接壊す物質ではありません。角砂糖をひとつ拾い食いしたからといって、救急に走る場面ではありません。それでも安全リストには入れられません。理由は三つあります。
ひとつめ。犬に砂糖は必要なく、量が増えると必ず不調が出ます。吸収されずに大腸まで届いた糖は水を引き込み、軟便・下痢・ガスを起こします。一度に多く食べれば嘔吐や腹痛も加わります。
ふたつめはカロリーです。VCAは、おやつや間食は合計で一日の必要エネルギーの10%以内に抑えるよう案内し、犬の肥満が糖尿病、変形性関節症、心臓病、高血圧、膀胱結石、麻酔合併症の危険を高めると整理しています。体重3kgの犬なら一日およそ200kcal、おやつ枠は20kcal程度で、あめ玉ひとつでその半分が埋まります。すでに糖尿病と診断されている犬ではさらに深刻です。VCAは糖尿病管理の基本として、毎日同じフードを同じ量、同じ時間に与えることを挙げています。そこへ砂糖のおやつが入ると血糖の管理が乱れ、インスリン量の計算も狂います。
三つめが最も重要です。砂糖は単独では現れません。犬が実際に盗み食いするのは砂糖そのものではなく、チョコレート、レーズン入りのパンやクッキー、ぶどうののったタルト、キシリトール入りの無糖ガムやタブレットです。AKCもアイスクリームについて、糖分が多いので分け与えないほうがよいと案内しています。あめやグミは丸のみすればのどに詰まり、包装やアイスの棒は腸を塞ぎます。
ですから、犬が甘いものを口にしたときにまずすべきなのは包装を探すことです。成分表にキシリトール、カカオ、レーズン、ぶどうがあれば、症状がなくてもすぐ動物病院へ連絡してください。純粋な砂糖やあめを少し食べた程度なら、水をいつでも飲めるようにして半日ほど様子を見ます。ただし嘔吐の繰り返し、強い下痢、元気消失、おなかをかばう姿勢、えずきがあればすぐ連絡してください。家庭で無理に吐かせないでください。
よくある質問
- 角砂糖をひとつ食べました。受診が必要ですか
- 砂糖自体は犬にとって毒性のある物質ではないので、その量なら緊急ではありません。水を用意して半日ほど様子を見てください。ただしチョコレートやレーズン、キシリトールが同じ製品に入っていた場合は話が変わるので、まず包装の成分表を確認してください。
- しつけのごほうびに甘いものを使ってよいですか
- おすすめしません。犬は甘みで報酬を得なくても十分に学習しますし、砂糖はカロリーを埋めるだけです。おやつは合計で一日の必要エネルギーの10%以内に収め、ゆでたささみやにんじんなど低カロリーのものを使ってください。
- あめを包装ごと飲み込んでしまいました
- すぐ動物病院へ連絡してください。砂糖より包装や棒が問題で、ビニールやプラスチックは腸を塞ぐことがあります。閉塞は嘔吐の繰り返し、便が出ない、腹痛として現れます。家庭で吐かせたり、指を入れて取り出そうとしたりしないでください。