ひまわりの種
注意殻をむいた無塩のひまわりの種は、米国ケネルクラブの目安で小型犬は週10〜20粒、大型犬は週20〜40粒までが上限です。殻は消化されないので与えず、有塩の製品は食塩中毒の危険があります。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
あげる前に注意点を確認
調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 嘔吐
- 下痢
- 腹痛
- 腸閉塞
- 震え
- 脱力
- 食塩中毒
- けいれん発作
この食品について詳しく
ひまわりの種は、米国ケネルクラブ(AKC)が人の食べ物の中では犬とときどき分け合うのに比較的向いていると評価している種子です。ビタミンEやセレン、リノール酸を含み、皮膚や被毛に役立つ成分として知られています。ただし条件が三つあり、それを外すと話がまったく変わります。
一つ目は殻です。AKCは、殻は非常に硬く消化の過程で分解できないため、犬に殻を食べさせないよう明記しています。分解されない殻は胃や腸を刺激し、量が多いと固まって腸を詰まらせます。日本では殻付きの製品はハムスターや小鳥の餌として家庭にあることが多く、人が食べるおつまみより、こちらの拾い食いが問題になります。えずくのに何も出ない、おなかが張って便が出ないといった様子があれば閉塞を疑って受診してください。
二つ目は塩分です。AKCは、市販品に含まれる塩分は有害で、食塩中毒を起こして筋肉の震え、脱力、胃腸炎につながり得ると案内しています。Merck獣医マニュアルによれば、犬では体重1kgあたり2〜3gの食塩摂取から中毒症状が現れ、急性の致死量はおよそ4g/kgです。ここで絶対にしてはいけないのが、水を取り上げることです。Merckは、血中ナトリウムを急に下げると脳に水が移動して脳浮腫を起こすと警告しています。水は自由に、ただし一度に大量ではなく少量を頻回に飲ませ、ナトリウムの補正は病院に任せてください。
三つ目は量です。AKCの目安は、小型犬で週に10〜20粒、大型犬で週に20〜40粒です。これを超えると脂質と食物繊維で消化管が刺激され、嘔吐や下痢が出ます。
見落としやすいのが、ベランダや庭の餌台からこぼれた種です。殻付きのうえ量が分からないため、拾い食いの中では厄介な部類に入ります。ハムスター用のミックスも同じです。
まとめると、殻をむいた無塩の種を上記の範囲で与えるのは問題ありません。殻ごと大量に食べた、有塩の袋を丸ごと食べた、震えやふらつきが出ている場合は、今すぐかかりつけの動物病院か夜間救急動物病院に電話してください。家庭で無理に吐かせないでください。
よくある質問
- 殻ごと食べてしまいました。大丈夫ですか
- 殻は消化されず胃腸を刺激し、量が多いと固まって詰まることがあります。数粒なら便に出ることが多いですが、ひとつかみ以上、えずきが続く、便が出ないといった場合は閉塞を疑って受診してください。
- 一日に何粒まで与えてよいですか
- 米国ケネルクラブの目安は、小型犬で週10〜20粒、大型犬で週20〜40粒です。一日ではなく一週間の量である点にご注意ください。必ず殻をむいた無塩のものを与えてください。
- ハムスターの餌をつまみ食いしています
- 殻付きで量も分からないため危険です。餌は犬が届かない場所に移してください。すでに多く食べた様子があれば、嘔吐や下痢、おなかの張り、便の出方を確認して動物病院に相談してください。