加熱したじゃがいも
注意皮をむき、味付けせずにしっかり加熱したじゃがいもは、適量なら多くの場合問題ありません。注意すべきは緑色の部分と芽、そしてバターや塩、玉ねぎと一緒に調理された形です。
この食品ガイドは現在、獣医師の監修を受けていません。出典を整理した一般情報であり、個々の犬への給餌や緊急時の判断には使用しないでください。
与える前に確認しましょう
あげる前に注意点を確認
調理・成分・量によってリスクが異なる項目です。まず下の注意事項を確認し、体重だけで安全な量を計算しません。
注意したい症状と健康上の問題
目で分かる症状と、診察・検査で確認する問題が含まれます。この一覧だけで原因や安全性を判断することはできません。
- 嘔吐
- 下痢
- 腹痛
- 元気がなく、ぐったりする
- 脱力
- 膵炎
この食品について詳しく
加熱したじゃがいもそのものは、犬にとって毒のある食品ではありません。米国ケネルクラブ(AKC)の獣医師も、加熱したじゃがいもは問題ないが、バターをたっぷり使ったものは膵炎の引き金になり得ると述べ、適量であればじゃがいも自体が肥満や糖尿病を招くわけではないと説明しています。それでもこの食品を注意扱いにする理由が三つあります。
一つめは、緑色の部分と芽です。じゃがいもは光に当たると品種によって皮に緑色の斑点が出ますが、AKCはこれをナス科植物の天然毒素であるソラニンが増えたサインだと説明しています。ソラニンは加熱しても分解されません。緑色の部分と芽はしっかり取り除き、緑が広く回っているものは丸ごと捨ててください。生のじゃがいもと緑色のじゃがいもは、別の危険な食品として扱う必要があります。Pet Poison Helplineもじゃがいもをナス科の作物に分類しています。
二つめは調理の形です。家庭で実際に犬の口に入るじゃがいもは、ほとんどが味付けされたものです。ポテトサラダはマヨネーズと玉ねぎ、フライドポテトとポテトチップスは油と塩のかたまり、肉じゃがはしょうゆ、砂糖、玉ねぎ、コロッケは油と衣、カレーやシチューは玉ねぎとにんにくで作られています。脂肪の多い人の料理は犬の膵炎を招く代表的な原因で、玉ねぎとにんにくは赤血球を壊す有毒な食材、過剰な塩分もそれ自体が危険です。
三つめは量と個体差です。じゃがいもは炭水化物の密度が高く、糖尿病のある犬や減量中の犬には少量でも負担になります。人の一人前のじゃがいもをそのままフードに乗せないでください。またAKCは、犬が詰まらせないよう、つぶせるくらいまで十分に加熱するよう勧めています。火の通りが甘い硬いかたまりは、飲み込む途中で引っかかることがあります。皮も、緑色でなく加熱してあれば問題ありません。おやつとトッピングを合わせて、一日の必要エネルギーの10%以内に収めてください。
食べた後の対応です。味付けなしでゆでたじゃがいもを少し食べて便が一、二回ゆるくなる程度なら、量を減らせば十分です。一方、油や塩分の多いじゃがいも料理をまとまった量食べた後に、嘔吐を繰り返す、背中を丸めた姿勢をとる、おなかを痛がる、ぐったりするといった様子があれば膵炎を疑い、すぐに動物病院へ連絡してください。緑色のじゃがいもや芽、生の皮を食べた場合も、量と時刻を控えてすぐ電話してください。家庭で無理に吐かせないでください。
よくある質問
- 肉じゃがのじゃがいもを食べてしまいました
- じゃがいもより一緒に煮込まれた材料が問題です。肉じゃがのじゃがいもはしょうゆ、砂糖、だしを吸っており、玉ねぎと一緒に調理されています。玉ねぎは犬に有毒なので、食べた量と時刻を控えてかかりつけの動物病院に連絡してください。
- じゃがいもの皮も与えてよいですか
- 緑色でなく、しっかり加熱した皮であれば問題ありません。ただし緑色の斑点はソラニンが増えたサインで、加熱しても分解されないため、取り除いてください。緑色が広く回っているものは丸ごと捨てるのが安全です。
- フライドポテトを数本食べました
- フライドポテトは油と塩が主体なので犬に向きません。数本なら水を多く飲み、便がゆるくなる程度で済むことが多いです。ただし嘔吐を繰り返す、おなかを痛がる、背中を丸めてぐったりするといった様子があれば膵炎を疑い、動物病院に連絡してください。